中小企業診断士

私が中小企業診断士を目指した理由とその魅力

sota3276

こんにちは!

今回は私が中小企業診断士の資格を取得を目指した理由についてお話します。
また、大学を卒業してから、資格取得に至るまでの経歴も紹介します。

中小企業診断士の試験対策については、1次試験編2次試験編をご覧ください。

これから資格取得を考えている方やキャリアに思い悩んでいる方のご参考になれば幸いです(私自身も思い悩む日々ですが、、、)

経営について何も知らないことへの危機感

私の父は家業として中小企業を経営しており、一人っ子の私は「いつか会社を継ぐ」必要があることを常に考えていました。

にも関わらず新卒で大手保険会社に就職したのは、遅かれ早かれ実家に戻るのであれば、若いうちに大きい会社で働いて経験を積んだ方がプラスになると思ったからです。

その後、7年間損害サービス業務(交通事故の示談交渉・支払等)に従事しましたが、祖父(家業の会長)の引退を機に、武者修行を終え、実家に戻ることを決意しました。

そうさん
そうさん

7年間大手企業で働いたからビジネスマンとしての素養は身についてきたし、経験を活かして会社の成長に向けて即戦力として頑張ろう!

当時の私はこんなことを考えていたのですが、現実はそんな甘いわけもなく、、、
社長である父から現在の業務内容の話を聞くと、少なくとも次の通りでした。

  • 給与計算
  • 各種税金の計算(社会保険・労働保険等)
  • 労務・勤怠管理
  • 市場動向を踏まえたタイムリーな値段設定
  • 効率的な仕入れ管理
  • お客様(お得意様)との継続的なコミュニケーション
  • 経営リスク分散を鑑みた新規事業の検討
  • 毎月の月次決算に向けた資料整理・税理士との打ち合わせ
  • 事務手続きのデジタル化
  • 店舗改装・設備投資に関わる補助金の動向チェック
  • 会社全体のキャッシュフローの管理

大企業の小さい歯車として働いていた私は、会社全体を動かすという意識は持っておらず、イチから勉強する必要があることに初めて気づかされるのでした。

ありがたいことに退職した会社の有給休暇が溜まりに溜まっており、3か月ほどフリーな期間が発生したため、短期集中で経営のことを学べる手段を検討することになりました。

そこで、中小企業診断士という資格を発見し、勉強を始めるに至りました。
以下のように1次試験では経営に関する知識(インプット)を、2次試験では企業に対する経営助言(アウトプット)を学ぶことができます。

取得した今でも、実務に活かせていることが多く、本当に勉強してよかったと思っています。

1次試験範囲|7科目
(1)企業経営理論
(2)運営管理
(3)経営法務
(4)経営情報システム
(5)財務会計
(6)中小企業経営・中小企業政策
(7)経済学・経済政策

2次試験範囲|4事例
(1)組織人事の事例
(2)マーケティングの事例
(3)生産技術の事例
(4)財務会計の事例


中小企業診断士ってなに?
”中小企業診断士は、中小企業の経営課題に対応するための診断・助言を行う専門家です。法律上の国家資格として、「中小企業支援法」第11条に基づき、経済産業大臣が登録します。”

J-SMECA 中小企業診断協会

新たな肩書きの必要性

私の周りでも聞きますが、会社のトップセールスから満を持して独立した結果、鳴かず飛ばずということがあります。

それは、「〇〇会社」という肩書に裏付けられた信頼や実績が無くなり、自分の身ひとつで勝負することになるからだと考えています。

もちろんキャリアとしての勤務経験は肩書にもなりうるとは思います。ただ、中小企業の経営に携わる人間として、関連して士業を名乗れる国家資格を保有していることは、今後の会社活動で信頼を得るために1歩になるのではと考えました。

【参考】士業について

士業のうち、戸籍住民票などについて、職務上必要な場合において職務上請求を行う権限が認められている主要なものは8士業と呼ばれる。

また、8士業から海事代理士を除いたものを7士業と呼ぶこともあり、7士業に公認会計士中小企業診断士不動産鑑定士の3つを加えたものを10士業と呼ぶこともある。これら10士業はいずれも商工業と密接な関係にあることから、商工会議所等が主催する10士業合同相談会や資格説明会が各地で開催されている。

士業 – Wikipedia

多方面で人脈を広げられる魅力

私は、色々な人と関わりを持つことが好きです。

大学生の頃はバックパッカーで世界をウロウロして各地で出会いを楽しんでいました。
思い返すと学生時代はクラス替え、進学、部活、サークルとあらゆる新しい関わりの場がありました。しかし、社会人になり歳を重ねるにつれて、どんどん機会が失われている気がします。
特にビジネスの世界においては更にハードルが高いです。

今後中小企業の経営に携わる身としては、多様な出会い・人脈づくりが必要と感じています。

大学の先輩に資格保有者がおり、話を聞いてみると、中小企業診断士は、上述した他の士業よりもネットワーク構築をしやすいとの話がありました。理由は、基本的に独占業務がないためとのことです(名称独占資格に該当します)。

そうさん
そうさん

独占業務がないと何でネットワーク構築しやすいんでしょうか?

せんぱい
せんぱい

独占業務がある士業は、資格保有者にしか出来ない特定の業務をいかに多く受注するかの勝負。だからライバル関係になりやすいの。

せんぱい
せんぱい

診断士は、決まった独占業務がないから競合になりづらい。むしろ各々の専門性をチーム力で活かして、幅広い顧客ニーズに応えることも多いのよ!

そうさん
そうさん

なるほど。。独占業務がないからこそ、いろいろなジャンルの診断士がいて、時に協力することもあるからネットワークが広がりやすいんですね!

また、各都道府県に中小企業診断士協会というものがあり、研究会やセミナーなど、交流や研鑽の機会が豊富に用意されており、私にとても合っていると感じました。

【参考】一般社団法人 東京都中小企業診断士中央支部の場合

  • 士業・コンサル コンテンツマーケティング研究会
  • 不動産コンサルティング研究会
  • プレゼンスキルアップ研究会
  • AI・人工知能研究会
  • 実践的プロモーション研究会
  • ビジネスモデル研究会 
研究会一覧 | 一般社団法人 東京都中小企業診断士協会 中央支部 (rmc-chuo.jp)

おわりに

以上が私が中小企業診断士の取得を目指した理由になります。

とはいうものの、最終合格発表が今年の1/31で、登録要件となる15日間の実務講習もこれからです。これまで聞いたり調べたりした情報はあるにせよ、やってみないと分かりません!

今後は中小企業診断士としての活動・自社の経営などについて、発信していきます。

1つのロールモデルとして、疑似体験ができるようなブログを目指しますので、引き続きよろしくお願いします!

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ABOUT ME
そうさん
そうさん
中小企業診断士×宅建士
損害保険会社で7年間勤務後、家業のガソリンスタンドへ転職。経営を学ぶべく中小企業診断士を取得し、「負けない」中小企業経営を目指して奮闘中。家庭では共働きの妻と、子2人の育児に奮闘中。
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